中古のトヨペットコロナ、ブルーバード、セリカと父が乗った3台の愛車!

車というと、ドライブ好きだった父の愛車を思い出します。父は生涯3台の車に乗りました。初めて免許を取った時の車は、中古の黒のトヨペットコロナでした。黒という色だったので、もしかしたら業務用だったのかもしれません。何せ、まだ車がそう普及していない頃だったので、もしかしたら、中古市場自体に種類もそろっていなかったのかもしれません。私が中学生二年生位の頃でした。武蔵野市に住んでいたので、近くの深大寺植物園とか御岳山とか小河内ダムとか、父の試乗運転によくつきあいました。そのうち、運転に自信が出てくると、父は、少し遠出して富士スカイラインを走ったりしました。箱根に行ったこともありました。箱根は家族で行ったのですが、芦ノ湖までのドライブは、霧が垂れ込めていて先が見えず、雲海の上を走っているような幻想的風景でしたけれど、まさに、恐怖のドライブで生涯忘れられません。箱根の山道は、クネクネと曲がっていて危険一杯のドライブでした。芦ノ湖に無事到着した時は、足が震えていました。

それから4年位経つと、父は淡いウグイス色のブルーバードに買い換えました。先の黒の車に比べると、明るい色目の走行距離も短いお洒落な車でした。この車で、夏休みに千葉の御宿まで行ったり、秋には日光へ紅葉を見に行ったこともありました。日原鍾乳洞にも足を延ばし、また、西武園の打ち上げ花火に連れて行ってもらったこともありました。その懐かしいブルーバードは小型でパワーもあって愛らしい外貌でよく働いてくれました。大学に入った私は、クラブ活動やら合宿やらで多忙で、秋には文化祭、冬はバイトと忙しい毎日を過ごすようになり、父とのドライブには付き合う時間もなくなりました。それからしばらくして、比較的早い結婚をしてしまいまして、ほとんど父の車には乗らなくなってしまいましたが、父が念願の新車セリカを購入したのは、その頃です。セリカは今までの車と違い、流線型の美しいフォルムをしていました。色はメタリックブラウンで性能も馬力も乗り心地も、過去の中古車とは比べ物にならないようでした。けれど、余りスマートすぎて私には、何か愛着感がない車でした。そのセリカで、私達夫婦と両親とで、軽井沢まで二度程ドライブしたことが記憶に残っています。確かに、乗っていて疲れない車でした。