世界中で愛される強烈なキャラクター車

突然ですが皆さんは「ミニ」というクルマはご存じですか?
ミニはイギリスで生まれたコンパクトカーで、現代のクルマの多くで採用されている横置き型のフロントエンジン・フロントドライブと呼ばれる方式を4気筒車で初めて採用したクルマです。
横置きフロントエンジン・フロントドライブとはFFとも呼ばれ車体の前方にエンジンを搭載し、前輪を駆動させるのでスペースの効率が非常に優れているのです。その為、現在の軽自動車よりもコンパクトな車体であっても大人の4人乗車が可能となっています。

その革命的とも呼ばれたスペースの効率性の高さとゴーカートとも称されるクイックなハンドリング性能から日本を含む世界中で人気を博したミニでしたが、イギリス自動車業界の低迷の煽りを受けてミニは生産会社と販売会社を次々と変えていき、一時は日本の企業が生産・販売の権利取得を検討しましたが最終的にはドイツのBMW社がミニに関係する権利の全てを買い取りました。

その後、BMWは40年に渡って販売が継続されたミニの持つキャラクターを活かす方向で、BMW社初のFFモデルとなる新型ミニを開発しました。
その姿は旧来のミニを現代風にリファインしたもので万人が見てもミニだと分かる姿に仕上げられており、内装もインパネ中央に大きく設置されたスピードメーター等ミニの個性を残しつつトグルスイッチでの窓の開閉など、内装・外装共に個性的なクルマとなっています。

この非常に個性的なクルマをBMWはミニマムクラスの高級車と売り出すことに成功し、当初は3ドアハッチバック1車種から始まったミニも現在では5ドアハッチバックやSUVモデル・オープンカー・ステーションワゴン・クーペなど多彩なモデルが展開されるまでに至りました。

最初のモデルが販売開始してから半世紀が過ぎた現在でもミニは世界中で愛されており、この強力な個性を放つクルマは活躍を続けることだと思います。